YAPCで『Effective ES6』について発表してきた
8/21-22に開催されたYAPC::Asia Tokyo 2015で "Effective ES6" というタイトルで発表した。
今回、自分にとっては最初で最後のYAPCだったけど、YAPCの面白さは特定分野に留まらないWeb系エンジニアが一堂に会するところだと感じた。
例えばHTTP/2ってWeb全般に影響がある今後キーになる技術要素だと思うけど、HTTP/2単体のイベントにわざわざ参加したり自分で勉強したりする人は限られる。YAPCで様々なレイヤーのエンジニアがHTTP/2のセッションを聞いてそれについて議論することで、日本のWebエンジニアにおけるHTTP/2のベースラインが上がったような気がする。
ベストトーク3本のうち2本がHTTP/2だったのもそういった要因があるのではと感じた(そしてどちらの発表もその期待以上に素晴らしい内容だった!)。
自分の発表も、Web開発に大きく影響するであろうES6というものについて、幅広いエンジニアに知ってもらえたらうれしいと思って準備したのだけど、どうだっただろう。 *1
打ち上げでは、いままで話したことがなかったtagomorisさんやa_matsudaさんと、話題のOSSコミュニティの話、HTTP/2のキャッシュ制御、RailsとDHHの話などエキサイティングなトークで終電を過ぎてしまった。興奮しっぱなしの2日間でした。
YAPCありがとう!
*1:個人的には、英語資料で日本語発表するとしゃべる言葉が頭に浮かびにくく、普段より発表練習の時間がかかるという発表技術的な知見を得た。
Node学園でES6について話した
Node学園 16時限目 ES2015発行記念でES6について話しました。
- Run through ES6 (ES6総ざらい)
- Everything is Iterator (IteratorについてのLT)
本編の充実度もさることながら、無法地帯と化した懇親会でFilip Pizloの業績を烈火のごとく語るConstさんと、それに合わせて的確なサイトをブラウザで瞬時に表示し続けるazuさんというコンビ芸が見られて、心底感動しました。
会場と🍣を提供していただいたDeNAさん、ありがとうございました!
引き続き、WEB+DB PRESS Vol.87最新号のES6特集をよろしくおねがいします。 また、YAPCでのES6トークも採択していただきましたので、YAPCまではES6芸人として生きていこうと思います。
WEB+DB PRESS Vol.87にES6特集書いた&YAPCにES6のトーク応募した
3行でまとめ
- 今週中にもES6が正式公開される予定 => 6/17に公開されました!
- 6/24発売のWEB+DB PRESS Vol.87にES6特集を書いたので読んでください!
- YAPCにEffective ES6というトークを応募したので、はてブ&Tweetお願いします!
ES6 ModulesはHTTP/2によってconcat無しで使えるようになるのか
HTTP2 時代のサーバサイドアーキテクチャフィードバック - Togetterまとめ のあたりで話していたことのまとめ。
補足
タイトルで「ES6 Modulesってconcatしないと動かないの?」と一部に誤解を与えてしまったようなので補足。ES6 Modulesがブラウザにネイティブ実装されたら、当然concatしなくても動きます。
ここで書きたかったテーマは「ES6 Modules + HTTP/2 + concat無し は ES6 Modules + HTTP/1 + concat と同等の速度で動作するのか」です。
追追記 (2016/01)
kazuhoさんはh2oで Cache Aware Server Push という解決策を提案しています。
Jxckによる日本語解説記事: HTTP/2 Push を Service Worker + Cache Aware Server Push で効率化したい話 - Block Rockin’ Codes
続きを読むgrunt-parallelize v1.1.0リリースおよび零細OSSの継続性について
2015/03/29 10:30 フォークについて末尾に追記
gruntタスクのファイルリストを分割して並列実行するgruntプラグイン、grunt-parallelizeを前に作った。
そこそこ使われてるっぽいのだけど、
- ファイルリストが長大な場合にエラーになることがある
- ファイルリストにdestがあるタスクに対応していない
という2点についてissueや問い合わせがよくあってどうしたもんかなと思いつつ放置していたところ、ちょうど良いプルリクをもらったので重い腰を上げて取り込みつつもろもろ修正してv1.1.0をリリースした。
さて、最近こんな記事を読んで、「プラグイン開発者として」あたりのところをまさに感じていた。
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